社員インタビュー

プラント技術部 
2018年入社/物質工学科卒
表迫 徹

社外の現場で施工管理を任される日々。
だからこそ、社内の協力体制がありがたい。

3年目で施工管理を任されるように3年目で施工管理を任されるように
プラント技術部では、基本的に全員が同じ業務を担当しています。当社で製造しているフリーザーや、工場の内装リニューアルなどの施工管理が主な業務。いわゆる現場監督的な仕事です。具体的には、現場に入る業者様の手配や、工程の進捗管理、お客様との折衝などを行っています。
いま入社3年目なのですが、最初はやっぱり右も左もわからない態で、図面を描く手伝いから仕事が始まりました。機器配置のレイアウトを何パターンか考えてくれ、というような。
そこから実際に現場に連れて行ってもらい、各所にある機械の役割や取り付け方などを教わり、実際に自分で段取りをするようになり…。今、ようやく一人で現場を任せてもらえるようになってきたところです。
スケールの大きな現場を創りあげる
やりがい
スケールの大きな現場を創りあげる やりがい
部署内では、基本的に事務の方を除き現場業務が主体になります。社内では工事が始まる前の図面の作成、業者様の手配、お客様との連絡、そういった準備をやります。でも、いったん施工が始まれば終わるまで現場にいることが多くなります。規模によりますが数カ月から、長い時は1~2年ぐらい工期の掛かる大規模な工事を担当するメンバーもいます。
現場は関西が中心ですが、遠方に行くことも。私は昨年、5カ月にわたって茨城にいました。今も数名のメンバーは北海道の現場まで応援に行っています。
忙しさには多少の波があり、繁忙期は夏場です。当社は冷凍技術がメインなので、外気温が高くなる夏場は機械に負担がかかり、トラブルが起きやすくなるのです。あとは大型連休も忙しい。工場が停止している間に、設備の入れ替えをやってしまおうというお客様が多いので。
そういった大変さはありますが、お客様からの要望をもとに、自分たちで試行錯誤しながら現場を創りあげる仕事なので、できあがった時の達成感はひとしおです。大型の冷蔵庫を同時に8台納品することもあれば、建築業者さんに入ってもらって工場全体の空間をまるごと請け負うことも。設備だけに終わらないスケールの大きな仕事ができることもプラント技術部の魅力です。
部署内で協力しあって臨機応変に対応部署内で協力しあって臨機応変に対応
私たちの部署にいちばん求められるのは「対応力」かもしれません。お客様の要望で急に仕様が変更されることもありますし、工事中に現場を見てみないとわからないこともあります。たとえば、配管を実際に通していくと、目の前に壁が立ちはだかっていたことがありました。その場でルートを変更して対応しましたが、このようなことは少なくありません。 ただ、現場でわからないことやトラブルが発生した場合も、部署内の協力体制が整っているので安心です。上司に電話するとすぐに駆けつけてもらったこともあり、その点は非常に心強く感じています。
メンバー全員が確実にそろうのは、年に数回の部署会議の時だけですが、日頃からきめ細かく連絡しあっているので、冗談も飛ばしながらいい雰囲気で話し合えています。
今後は、後輩たちに現場での作業をきちんと指導できるような人間になることが目標です。自分自身もまだ経験が少ないので、これからもさまざまな現場に出て対応力を高めたいと考えています。
就活では専門分野に
こだわりすぎないで
就活では専門分野に こだわりすぎないで
私は長崎県出身で、地元に営業所がある企業を探して見つけたのがフードテクノエンジニアリングでした。当時、食品工場を視察するテレビ番組を見たことで食品分野に興味をもっていたのです。
そして入社し、今まで3年の間にも、冷熱技術はかなり進歩しました。たとえばフリーザーに使用する冷媒は、地球温暖化係数の低いものが開発されて次々に更新されています。高専で学んでいた自分にとって、こうした技術の進歩を目の当たりにすることは大きな喜びです。
高専では化学や生物分野を中心に学んでいたので、今の業務内容とは分野が大きく異なりますが、冷媒の性質や、熱工学の知識など、学んだことが生かされる場面は決してゼロではありません。だからこそ、これから就活する人に伝えたいのは「自分の専門分野だけにこだわる必要はない」ということです。学びを活かしたい気持ちはよくわかりますが、それはどんな分野であれ間接的にでも役立つはずです。専門分野に執着するあまり、選択肢を狭めるのはもったいない。少し視野を広げてみれば、新しいやりがいに出合えるのではないでしょうか。